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- 18/11/28 15:58:10
作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(96)が26日、京都・寂庵で発売中の新著「命の限り、笑って生きたい」(光文社)の取材会を開き、「生きる=愛」という持論を説いた。
豊富な人生経験から「生きることで1番、生きたと思う瞬間や幸せなことは、やっぱり人を愛すること」と話し「愛することの究極は許すこと。ほんとに人を愛したら人を許せます。そうすると世の中がうまくいくんじゃないか」と我流の考えを明かした。
晩婚化が進む現代にも「一生、身を固くして死んでゆくのは清らかなように見えるけれど、やっぱりそれは生きたってことにならないんじゃないか。傷ついても構わないから、恋愛した方がいい」とアドバイスを送った。
昨今はニュースなどで不倫が社会問題となっているが「不倫がいけないなんて誰が言い出したんでしょうね」と涼しい顔で「恋愛っていうのは雷のように落ちてくる。(恋愛は)順序立てて来るもんじゃない」。衝動的な人間の本能に「雷のように落ちてくる不倫がいけないって今(ニュースなどで)やってますけど。そんなこと言ったら一生、男も女も1人でいるしかない」と豪快な考えも披露した。
突拍子もない寂聴さんの発言に記者から驚きの笑いが起きると「これは尼さんの瀬戸内寂聴ではなく、小説家の瀬戸内寂聴が言った。尼さんはそんなこと言っちゃいけない」と、ちゃめっ気たっぷりに笑顔を見せた。
日刊スポーツ
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