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- 18/11/08 07:59:08
スターダムにのし上がらん、というはずが大コケで、周囲も呆気にとられたのである。主演のドラマも映画も爆死して、吉岡里帆(25)が、スターダムどころか女優生命まで危うくなってきたのだから。その原因だが、押さえるべきを押さえなかったから、なんだとか。
実際、1月から連続ドラマ初主演で、今年は幸先よいスタートを切ったはずだった。が、TBS系で放送されたその「きみが心に棲みついた」は、平均視聴率7・7%に終わり、7月に始まったフジテレビ系「健康で文化的な最低限度の生活」(ケンカツ)にいたっては、平均5・8%。
もっとも、生活保護のケースワーカー役は地味すぎたか。そう思って、10月12日に公開された阿部サダヲとのW主演映画「音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ‼」に期待すると、興行通信社の「国内映画ランキング」で初週トップ10圏外。目下「Yahoo! 映画」のユーザーレビューでも5点満点で2・3点。目も当てられないありさまである。
吉岡について知識のない読者のために、芸能記者に解説してもらうと、
「元々女優志望で、いろんなオーディションを受けながら、『週刊プレイボーイ』のグラビアに出たりもしていた。2015年、NHKの朝ドラ『あさが来た』でヒロインの親友役を演じて注目され、翌年からは民放の連ドラに4期連続して出演。昨年1月からのTBS系『カルテット』では、脇役なのに、主役4人以上の存在感を発揮したと、話題になりました」
で、今年は鳴り物入りの主演だったのだが。
女性が敵では…
さる民放の幹部社員は、
「みなドラマや映画を観てまで暗い気持ちになりたくない、という声がある」
と、こう続ける。
「『ケンカツ』は生活保護の話だし、『音タコ』は明るいものの、声を出すために覚醒剤を打つなど、奇想天外すぎて共感できません」
だが、ほかの理由を挙げる人も多いのだ。その一人である芸能記者が言う。
「吉岡は若い男には人気でも、女性に人気がない。ドラマを見るのは主に女性なので、その影響は侮れません。よく新垣結衣に似ているといわれますが、10代前半からファッション誌『ニコラ』のモデルを務めていたガッキーは、女性の好感度が高い。一方、男性向けのグラビアに出ていた吉岡は、今は健気で素朴なキャラを演じていますが、女性からすれば、水着で媚びて売っていたくせに、あざとい、となってしまう」
女性のテレビ関係者も、
「蒼井優、広瀬すずらは少女雑誌のモデルだったので、女性ファンが多い。そうでない場合、なんらかのキャラやエピソードが必要です。その点、元AKB48の川栄李奈なんかは、握手会での襲撃事件で女性からの同情を一気に集めました。女性から見たとき、媚びている感じがする吉岡は、なにか逆転エピソードがないと厳しい」
男性からの同情票はある。先の民放の幹部社員は、
「吉岡は苦労人で上昇志向が強く、意志がある。京都に住みながら夜行バスに乗って東京のオーディションを受けていたのは有名な話です。また、お父さんはNHK大河ドラマのプロデューサーなのに、彼女は父がそういう職業だとは、周囲に一切言わずにきた。コネで起用されたくないという意思表示だったんです」
上昇志向が強い分、主役を張りたいんだろうけど、同性に嫌われたのが急に好かれるようになったって話は、あまり聞かないなあ。
「週刊新潮」2018年11月8日号 掲載
新潮社
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181107-00551338-shincho-ent
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