<北朝鮮>平壌郊外にウラン施設 米誌、03年から稼働か

  • ニュース全般
  • 大阪湾
  • 18/07/16 11:07:33

【ワシントン会川晴之】北朝鮮が保有する秘密ウラン濃縮施設が、平壌郊外に位置する平安南道千里馬(ピョンアンナムドチョンリマ)にある可能性が高いと米オンライン誌「ディプロマット」が13日報じた。北朝鮮などの核活動に詳しい米ジェームズ・マーティン不拡散研究センターのジェフリー・ルイス博士や米情報機関の分析をもとに伝えた。
この秘密施設は今春、米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)のオルブライト所長が、脱北者や米政府当局の情報などをもとに「カンソン」と呼ばれる場所にあると指摘、寧辺(ニョンビョン)にある濃縮施設の2倍の能力を保有するとしていたが、場所は不明だった。
ルイス博士は衛星写真のほか、金正日(キム・ジョンイル)朝鮮労働党総書記や金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の行動記録を分析。2002年から建設が始まった大同江右岸の千里馬にある建物が、濃縮施設の可能性が高いことを突き止めた。
建物は幅50メートル、長さ110メートルの平屋建て。周辺の建物の屋上には冬期間、積雪が観測されるのに、この建物だけは積雪がなく、建物内に熱があることをうかがわせる。北朝鮮が核拡散防止条約(NPT)からの脱退を宣言した03年初頭から使用され始めた可能性が高い。
重要な軍事施設には必ずある壁画や記念碑(オベリスク)の存在や、科学者や技術者が常駐するとみられる住居棟もある。千里馬は戦前から鉄鋼業が盛んで、金親子も何度も視察に訪れているが、ルイス博士によると、この建物だけは訪問記録が無い。軍事的な最重要施設であるため、あえて記録を公表していない可能性がある。
ディプロマット誌は、千里馬が戦前は「カンソン」と呼ばれており、米情報機関は現在もその名前を使用していると説明している。
北朝鮮は寧辺にウラン濃縮用の遠心分離機2000台を配置した濃縮施設を10年11月までに整備して米科学者に公開した。だが、それに先立って建設したとみられる濃縮施設については、現在も存在を明らかにしていない状況にある。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180715-00000051-mai-int.view-000


  • 0 いいね

利用ルール・禁止事項をご確認ください
誹謗中傷、個人情報、プライバシーを侵害する投稿は禁止しています。
また誹謗中傷においては、法改正により投稿者の情報開示について簡易な裁判手続きが導入されております。

古トピの為これ以上コメントできません

ママ達の声投稿されたコメントを掲載しています

画像表示ON・OFF

    コメントがありません

※コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

新しいトークテーマを作ろう

子育てや家事、旦那に関する悩み相談、
TV、芸能人に関する雑談など何でもOK!

トピックランキング

もっと見る

コミュニティカテゴリ