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- 松茸
- 17/10/17 23:28:47
17日午後6時ごろ、浜松市から約30キロ南の沖合で、航空自衛隊浜松基地所属のUH60J救難ヘリコプターがレーダーから消えた。航空自衛官4人が乗っていた。海上で機体の一部が発見されたことから、小野寺五典防衛相は記者団に「墜落したものと考えられる」と述べた。
〔写真特集〕自衛隊観艦式~UH-60Jヘリ~
現場からは、「航空自衛隊」と記されたドア部分が見つかった。救助活動に使うストレッチャーや燃料タンクなどもあったという。
空自によると、事故機は航空救難団浜松救難隊に所属。機長の花房明寛3等空佐(42)のほか、副操縦士や救難員、機上整備員が搭乗していた。空自ヘリなどが乗員の捜索に当たっているほか、海保の巡視船なども救助に向かった。
事故機は同日午後5時50分ごろ、浜松基地を出発。暗視装置を使って海上の要救助者を捜す「夜間洋上捜索訓練」を行っていたところ、約10分後に消息を絶った。機内で切迫したやりとりなどは確認されていないという。
航空救難団は、災害派遣で活動するほか、自衛隊の航空機で事故が発生した場合には、乗員の捜索に当たる。
自衛隊の航空機をめぐっては、今年に入り事故が続発している。陸自の連絡偵察機LR2は5月15日、北海道の山中で墜落し、乗員4人全員が死亡。8月26日には、海自の哨戒ヘリが青森県の竜飛崎沖に墜落し、乗員4人のうち、3人は行方不明のままとなっている。防衛省は、いずれの事故も機体に不備はなく、人為的なミスが原因だったとしている。
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