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- 17/09/29 15:46:37
【民進党「解党」の舞台裏】
小池百合子氏「私が代表なら興味あるかしら?」 焦る民進・前原誠司代表は… 水面下では「金庫」争奪戦も
2017.9.29 05:00
産経ニュース
http://www.sankei.com/politics/news/170929/plt1709290003-n1.html
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要約↓
■小池新党の動きを受け、民進党では離党者が続出。
前原は、裏では共産党との選挙協力を進めていたが、内心は焦っていた。
「共産党と選挙協力したところで、小池新党と『刺し合い』になれば、結局は自民党が有利になるだけ。民進党は存亡の機を迎える」
■9月17日。産経新聞が「首相、衆院解散を決断」と報じる。
■9月18日。前原が側近を通じて小池に接触。連携構想を持ちかける。
小池にとって、前原のアプローチは「渡りに船」だった。安倍の電撃解散により、新党の準備は整っておらず、組織も資金も不足していた。
■実は小池は7月から、前代表の蓮舫にも接触していた。
「女ツートップでどうかしら」などと持ちかけると蓮舫も乗り気だったというが、蓮舫の辞任により頓挫してしまった。
■前原と小池は頻繁に電話で連絡を取り合うようになった。
2人の動きを知っていたのは、それぞれの側近数人だけ。民進党幹事長の大島敦でさえ、前原の合流構想を知ったのは25日だった。
小池側近を自認する細野豪志や若狭勝らは「蚊帳の外」だった。
■20日ごろ。自由党代表の小沢一郎が前原に接触。
小沢は「まず民進と自由が合流し、小池の新党と社民を交えて比例代表の統一名簿を作ろう」と持ちかけた。前原は小池との合流話はおくびにも出さず、この構想にも乗った。
しかし、この統一名簿構想は社民党の反対で頓挫する。
■9月24日。この時点で小池の合流構想にどこか煮え切らなかった前原に、小池は電話でこう尋ねた。
小池「若狭や細野が新党の代表なら興味ある?」
前原「興味ない」
小池「じゃあ私が代表なら興味あるの?」
前原「もちろん興味ある」
ここで小池の代表就任は決まった。
■9月25日。前原は、民進党の支持母体で、選挙の実務の大半を担う連合(日本労働組合総連合会)を説得する必要があった。
都内で連合会長の神津里季生と会い、「安倍政権を打倒するため力を貸してほしい」と頭を下げた。
「民進党の自主再建」を持論とする神津だが、長い沈黙の後、こう言った。
「希望の党が、民進党と連合との政策協定を丸飲みするなら支援しよう」
■9月26日。連合の支持を取り付けた前原は、午後10時すぎ、都内の料理店で小池と初めて向き合った。
前原は、民進党と希望の党の完全合流を求めたが、小池は「第2民進党」と批判されることを恐れ、「議員の個別吸収」を譲らなかった。
■民進党と希望の党の合流構想の裏にはもう一つ、民進党の「金庫」をめぐる暗闘があった。
民進党は年に約90億円の政党助成金を受け取っている。先々代 代表の岡田克也は「来るべき日のために」と最小限しか使わず、前代表の蓮舫は使うすべを知らなかった。このため、民進党の「金庫」には150億円前後の金が眠っているとされる。
これに対し、希望の党はほぼすっからかん。このため、公認希望者には供託金を含めて700万円の拠出を求めていた。細野はなぜか「一人1千万円」を要求していた。
全選挙区での候補者擁立を目指す小池は、この資金はのどから手が出るほど欲しい。この資金をめぐり、今後は前原と小池、そして参院民進党による激しい争奪戦が起こる可能性がある。
■9月27日。神津は、連合本部で開いた中央執行委員会で「厳秘」と前置きした上で、小池新党との合流構想を説明した。左派の強い官公労系幹部は反発したが、神津はなんとか一任を取り付けた。
■9月28日。民進党本部で開かれた両院議員総会にて、前原代表が「希望の党」との合流を宣言。
■同日。小池は日本記者クラブで会見し「今の国会が変わらない限り、都政でしっかり頑張る」と国政への出馬を否定。
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