北朝鮮が弾道ミサイル4発発射 排他的経済水域に3発落下か

  • ニュース全般
    • 23
    • 枝豆
      17/03/08 08:28:21

    北朝鮮ミサイル発射 専門家「同時着弾に意味」

    3月7日 19時30分


    北朝鮮が7日、弾道ミサイルを4発同時に発射する映像を放送したことについて、防衛省情報本部で情報官などを務めた海上自衛隊の元海将は「4発の発射よりも、同時に着弾させたことに意味がある」と述べ、ミサイル防衛をかき乱す能力があることを示そうとしたと指摘しています。


    北朝鮮が放送した映像について、海上自衛隊の元海将で金沢工業大学虎ノ門大学院の伊藤俊幸教授は、「ミサイルの技術として新しいわけではない。今回は4発の発射よりも、同時に着弾させたことに意味がある。同時に着弾させることで、ミサイル防衛をまひさせようとする意思があるのではないか」と述べ、ミサイル防衛をかき乱す能力があることを示そうとしたと指摘しています。

    そのうえで、日本のミサイル防衛について「今の日本の能力では、4発なら対応できるが、さまざまな方向からさらに多くのミサイルが同じ場所に迫るとなれば、今の防衛システムを見直す必要が出てくるかもしれない」と述べました。

    また、北朝鮮が在日アメリカ軍の攻撃を担う部隊が訓練を行ったと発表したことについては、「在日アメリカ軍を狙う部隊があり、それが訓練を行ったと堂々と言ったのは初めてのことで、正直驚いた。アメリカのトランプ大統領が対話に出てこない中で、『何とか関心を向けさせたい』という思いが強いのではないか」と述べ、アメリカを対話の場に引き出すためのかけ引きとしてミサイルを発射したという見方を示しました。

    そして、今後の対応については、「日本としては、自衛隊が24時間態勢で監視を続けることになる」としたうえで、「疑心暗鬼のまま、それぞれが強行にやり取りするだけでは、一切動かない。お互いにこれ以上エスカレーションすることがないよう、対話のパイプを作ることが必要だと思う」と述べました。


    ◆海上幕僚長「情報共有しながら監視」

    北朝鮮が弾道ミサイル4発を発射したことについて、海上自衛隊トップの村川豊海上幕僚長は、7日の記者会見で、「去年から多くのミサイルが発射され、そのつど、能力は確実に高まっていると推測しており、十分注目していく必要がある」と述べ、北朝鮮のミサイル開発が確実に進んでいるという見方を示しました。
    そのうえで、「4発同時の発射というのは、わが国にとっても周辺諸国にとって脅威だ。日米韓の間で情報共有しながら監視をしなければならない」と述べ、日米韓3か国が連携しながら警戒監視を続けることが重要だという考えを示しました。


    ◆日本の弾道ミサイル防衛は

    日本の弾道ミサイル防衛は、万が一の落下物などがあった場合、海上のイージス艦と陸上の迎撃ミサイルPAC3の2段構えで備える態勢をとっています。

    発射を最初にキャッチするのはアメリカの早期警戒衛星で、この情報を基に、おおまかな発射場所や発射の方向などが割り出され、追尾が開始されます。

    このあと追尾を行うのは、日本近海に展開する海上自衛隊のイージス艦です。高性能レーダーで、大気圏外を飛行するミサイルを捉える能力があり、万が一、日本国内に落下する場合、「SM3」と呼ばれる迎撃ミサイルで撃ち落とすことができます。

    また、航空自衛隊の高性能レーダー「FPS5」を備えた国内各地のレーダーサイトも追尾を行います。このレーダーは、青森県むつ市、新潟県佐渡島、鹿児島県下甑島、沖縄県糸満市の4か所に設置され、1000キロ以上離れた場所で発射されたミサイルを、上昇を始めた早い段階から捉える能力があります。

    自衛隊は、イージス艦と各地のレーダーサイトで、発射後、日本に向かうことがないか監視することになっています。

    一方、イージス艦が撃ち落とせなかった場合は、航空自衛隊の地上配備型の迎撃ミサイル、PAC3が地上近くで迎撃します。
    ただ、落下のおそれがなく、日本の上空を通過する場合は、迎撃ミサイルを発射することはないということです。

    アメリカ軍や自衛隊の情報は、東京のアメリカ軍横田基地にある航空自衛隊航空総隊司令部に集約され、飛行コースや落下地点の解析が直ちに行われます。


    NHK
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170307/k10010902171000.html

    • 0
古トピの為これ以上コメントできません

新しいトークテーマを作ろう

子育てや家事、旦那に関する悩み相談、
TV、芸能人に関する雑談など何でもOK!

トピックランキング

もっと見る

コミュニティカテゴリ