「孤独のグルメ」が紅白食う！松重豊主演人気ドラマ、大みそか特番に！！
俳優の松重豊（５４）主演のテレビ東京系人気ドラマ「孤独のグルメ」がスペシャルとして今年の大みそか夜（後１０時～１１時半）に放送されることが２０日、分かった。同局でこの時間帯にドラマが放送されるのは、２００９年「ルビコンの決断大晦日特別版　ニッポンの大決断～２００９政権交代～」以来８年ぶりとなる。

　異例の大抜てきだ。同局ではこれまで１１年からボクシング・スーパーフェザー級の内山高志（３８）の世界戦を６年連続で放送し、一定の数字を残してきた。ところが、内山が昨年大みそかに敗れ、引退。キラーコンテンツを失った同局が、白羽の矢を立てたのが松重だった。

　同番組は雑貨輸入商を営む主人公・井之頭五郎が、仕事の営業先で立ち寄った店で食事をする様を描く内容。登場するのは豪華なレストランではなく、実在する庶民的な店。五郎を演じる身長１８８センチの松重の豪快な食いっぷりも人気の一因で、２０１２年に放送開始され、今年４月に「ｓｅａｓｏｎ６」（土曜・深夜０時１２分～５２分）が放送された。深夜にもかかわらず、最高視聴率３・６％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録する人気番組に成長した。

　大みそかの夜といえば、国民的番組の「ＮＨＫ紅白歌合戦」や日テレの「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」など各局が高視聴率を狙って頭をひねらせる激戦枠。抜てきを受けた松重は「普通は『紅白』、ひねって『ガキ使』。テレ東はこの時間帯を捨てたなと思いました」と自虐的に話す。

　だが多くの国民が年越しそばを食べ始める時間だからこそ、グルメドラマに戦いの余地がある。当日の番組内容は五郎が四国から中国地方へと出張。ご当地のグルメに舌鼓を打つ。松重は「もし大みそかのその時間に、この番組を見ておなかがすいても、開いてる店はほぼありませんからね、悪（あ）しからず」と冗談気味にコメントしている。
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