- TV・エンタメ
- 十六夜リコ
- 16/10/02 19:14:21
2016年10月からスタートしたNHK朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」のネタバレトピよ
主人公・坂東すみれのモデルは子供服専門店「ファミリア」の創業者4人の1人の坂野惇子
1918年(大正7年)4月11日神戸で生まれる
父はレナウンの創業者で貴族院の議員も努めた佐々木八十八
当時の社名は「佐々木営業部」
惇子は八十八の三女の末っ子である
1936年 甲南高等女学校卒業 聴講生として東京高等女学館高等科で学ぶ
1940年 18歳で坂野通夫とお見合い結婚
この頃犬を散歩させていた通夫と惇子は洋裁学校の生徒だった犬好きの村井ミヨ子に出会い、通夫が「子犬いらない?」と声をかけてミヨ子は子犬をもらった
1942年 長女・光子(てるこ)が生まれる
空襲で神戸の家が罹災して軽井沢の別荘に疎開後、姉・智恵子の嫁ぎ先の岡山に疎開
戦後、インフレで預金封鎖と財産税を支払いを迫られた惇子は夫の消息不明状態で、父に相談したところ父のレナウンの創業者の1人である尾上設蔵の長男・清が宮古島から復員して「これからは女性も仕事をして生きていく必要がある。生地で売る仕事を作ってあげる」と言われる
1946年 夫・通夫も復員(帰国した船は”すみれ号”)尼崎の夫の兄の借家に暮らす
子供面倒を見ながら仕事ができる洋裁をはじめ、姪の洋服を縫ったのを機にご近所から洋服作りを頼まれてミヨ子の依頼で週1回の手芸教室も開く
八十八が軽井沢の別荘を手放すことになり、疎開の際に置いてきた荷物を取りに行く~その中にあったハイヒールを作ってくれたモトヤ靴店の元田にそのハイヒールを売りに行ったことがきっかけで惇子の作品を気に入った元田の提案で店のショーケースを販売用に2台を提供してもらうことになる
1948年 同級生だった田村枝津子と彼女の夫の姉・田村光子と村井ミヨ子で「ベビーショップ モトヤ」オープン
1949年 モトヤ靴店の隣の店舗(万年筆屋だった)が空いたので移転して独立店舗になる
1950年 レナウンサービスステーションの跡地に移転して4月に株式会社ファミリアとして神戸の三宮に開店 惇子が代表取締役になる
惇子の依頼で店の家主であるモトヤ靴店の元田がファミリア初代社長になる
尾上清(レナウン)がファミリアに出資して株主になる
元田が社長辞任後、社長不在期間あり
その間に通夫がレナウンを退職してファミリアの取締役になる
(1956年に2代目社長に就任)
1951年 阪急百貨店うめだ本店に直営店オープン
小熊をモチーフにしたキャラクター(ファミちゃん,リアちゃん)誕生
1970年 娘・光子がアメリカ留学先で出会ったスヌーピー好きがきっかけでスヌーピーのキャラクター商品の販売権を獲得して製造販売開始
1971年 神戸の三菱信託銀行ビルに本社を移転
1976年 銀座に子供服の百貨店・銀座ファミリアがオープン
1977年 三菱銀行神戸支店を借り受ける(のちのファミリアホール)
1979年 ハワイに現地法人ファミリアUSA設立
1985年 通夫が会長に退き 娘・光子の夫・岡崎晴彦が3代目社長就任
1992年 通夫が急性呼吸不全で死去 惇子が会長就任
⇒80歳で名誉会長となり第一線を退く
1999年 銀座本店がオープン
2005年 坂野惇子 心不全で死去 享年87歳
2008年 岡崎晴彦が死去 長男・忠彦が2011年4代目社長就任
※坂野家の子供は光子しかいないので坂野姓を継ぐものがいないので、惇子と通夫の意を受けて晴彦の次男・雅が坂野姓を継いでいる
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