少年殺害疑い、いわきの男再逮捕　日常的に暴行か

　いわき市の山林で少年の遺体が見つかった事件で、いわき中央署は１２日午後１時３５分、殺人の疑いで同市、無職白岩優容疑者（３２）＝死体遺棄罪などで公判中＝を再逮捕した。少年の遺体は白骨化し、死因は特定されていないが、同署は複数の関係者の証言を基に、殺人容疑での立件に踏み切ったとみられる。
　再逮捕容疑は、２０１３（平成２５）年１１月上旬ごろから同１２月下旬ごろにかけ、自宅アパートに同居していた富岡町出身、住所不定、無職若狭優樹さん＝当時（１８）＝の体や頭、顔などを日常的に殴る蹴るなど暴行を加え、同１２月下旬ごろ、殺害した疑い。同署は、白岩容疑者の認否について明らかにしていないが、暴行を加えていたのは認めているという。
　捜査関係者によると、白岩容疑者周辺の複数の関係者が「白岩容疑者が少年に対し日常的に暴行を加えていた」と証言しているという。同署は、若狭さんが暴行で衰弱しているのを知りながら、白岩容疑者がさらに暴行を続け、殺害したとみている。
８月１３日　福島民友