- なんでも
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父は私が高校1年の冬に他界しました。
食道癌でした。
父は子供が大好きで、3人兄妹の末っ子の私には特に甘かったが、自分の子供だけでなく、地域活動、子供会、少年野球の監督、キックベースの監督、と子供と関わる活動に大忙しだった。
それだけ色々活動していると、勿論私の友達達も父の事を皆知っていた。
私はそれがもの凄く嫌だった。
地域でキャンプに出掛けるのも父が一緒。
キックの時も監督が父。
あまり良いようには思えなかった。
でも父は、兄が小学生になった時から、亡くなる直前まで18年間やり遂げた。
そんな父のお葬式には800人の参列者が来てくれた。
一緒に頑張って来た仲間。
監督をしてきた歴代の教え子。成人を迎えてる方から、小学生まで。
皆が泣きながら最後のお別れに来てくれた。
その時初めて父を尊敬した。
今まで嫌がってきた事を申し訳なく思った。
お父さん。ほんまにごめんな。
今思うとほんまにすごいよな。
でもまだガキやった私は、自分の好きな子とお父さんが仲良く話してたり、自分のおらんところで友達に何か変な事聞いてないかとか、そんなくだらんことばっかり気になっててん。
あほみたいやな。
お父さん死んだ時、お父さんはワイワイ皆で騒ぐのが好きやったからって、皆お父さんの棺桶の周りで朝まで飲んで騒いでやってくれてたで。
やっぱ凄いな!!
そんなけやってくれる仲間持ってほんまに幸せやったな。
私もな、決めてるねん。
監督やるって!!
お父さんがやり遂げれんかった三島大会での優勝。
絶対監督やって成し遂げるから!見ててな。
色んな大切なもの教えてくれてありがとう。
子供大好きなお父さんに孫見て欲かった。
めっちゃ可愛がってくれて、いっぱい遊んでくれたんやろな。
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11/01/03 03:26:40